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陰徳の精神

2023年3月30日 12時07分

 昨日から全国の舞台でソフトテニス女子が戦っています。誇らしいことですね。校内にある石碑にもソフトテニス部女子がこれまで全国の舞台で躍動してきたことが印されています。他にもバレーボール部女子、剣道部男女、軟式野球部、ソフトボール部女子の栄光の記録が残っています。

 そんな輝かしい歴史の中にも、際立って活躍した人物がいます。田口信教さんです。現国安地区出身の田口さんは1972年ミュンヘンオリンピック100m平泳ぎ金メダリスト・200m平泳ぎ銅メダリストです。中学校2年生まで本校に在学していました。当時、水泳部のなかった本校ですが、ふるさとに点在する「ため池」で泳ぐ練習をしており、驚くことに中学2年までプールで練習をしたことがなかったようです。

 そんな田口さんが大事にしているのが「陰徳の精神」です。田口さんは過去のインタビューで以下のようなコメントを残しています。「五輪決勝だと、8人の力の差は3%ぐらい。それでも1位がいて、8位がいる。あとは『運』。尾道高時代の佐々井(輝真)監督には『行いが悪いと運はつかない』と教わった。『運は自ら作るものだ』とも。勝つためには、人のやらないことをすること。神様は見てる。最後には自分に帰ってくるんですよ。」

 人がいるところだけでなく、陰でも善い行いを続けることで、運を味方につけ、勝負に強い選手になれることを先輩が教えてくれています。東予西中学校のみなさん、できることからぜひ実践していきましょう。